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トリノの冬季オリンピックが近づいています。続々と代表選手が決定しつつありますが、女子フィギアの代表選手の選考において、ひと波乱ありそうです。 先日のワールドグランプリ最終戦で、日本の浅田真央選手が優勝しました。この最終戦は今年の一連の世界大会の上位6選手が選抜されての試合でしたので、今期のナンバーワンを決める大会と言えます。 しかし、この大会で優勝した浅田選手は、国際フィギア連盟の定めた年齢制限によってオリンピックに出場できない可能性が高いのです。年齢制限は健康上の理由からとされていますが、他の世界大会は出れるのに、オリンピックだけどうして? また、日本フィギア連盟は、「オリンピックのために、ここまで育ててきた選手もいるのに、浅田選手だけのために、国際連盟に特別な申請はしない」とのことでした。??? ブランド価値を形成する要素のひとつに、「ブランドの知覚品質」があります。つまり、製品を消費者が知覚する品質が高ければ、ブランド価値も高くなる、消費者のロイヤリティも高まるということです。例えば、ルイヴィトンのバッグが高価格でも売れるのは、それだけの品質を備えているからです。逆に言えば、品質が下がったと思われれば、ヴィトンのマークがついていても、信頼を失い、売れなくなってしまうのです。 オリンピックを、世界中の人が、テレビで見たり、現地に行ったりするのは、オリンピックを世界一を決める大会として知覚し、認めているからです。いわばオリンピックのブランド力です。 オリンピックが世界一を決める大会としての品質を確保できなくなれば・・・ 国際連盟は、日本人ばかりが上位を独占することを恐れているのでしょうし、日本フィギア連盟は選手選考についての思惑があるのでしょうが、ワールドグランプリのチャンピオンが、オリンピックに出場できないということは、オリンピック優勝者は世界第2位と評価されます。観客は世界2位を決める大会に魅力を感じるでしょうか。このように、オリンピックの知覚品質が低下すれば、テレビ視聴率も、来場者も少なくなってしまうでしょう。 サッカーの世界一を決める大会は、既に、ワールドカップであり、オリンピックではありません。それは、かつて、プロ選手を排除していたからです。アマチュアだけしか出場しない大会を世界一の大会として、誰も知覚しないからです。現在は、オリンピックは21歳以下の選手の世界一を決める大会として、かろうじて存在価値を認められています。 このように、スポーツの大会にとって、知覚品質によるブランド価値はとても大切なのです。浅田選手についての判断を間違えることは、国際フィギア連盟や日本のフィギア関係者の首を自分で絞めることになるのですが・・・ |
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